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Forum Home > General Discussion > それに対立する為兼の態度は
sugitaruPM
#1
それに対立する為兼の態度は
Sep 14, 2013 12:47 AM
sugitaru Founder - Joined: Jul 28, 2013
Posts: 186
 それに対立する為兼の態度は、芸術論としての限り、根本的に別である。『為兼卿和歌抄』がそれを示している。
 為世が『和歌秘伝抄』で、「代々伝へたる家領ことごとく譲りあたへ、たびたび朝家に採用せられて、勅撰を承る家督には秘し教へぬ事を、庶子に授くる事」があろうや。無下に俗な歌などは「家の庭訓を受け、師の口伝をも聞」いた人がよも詠むことはあるまい。古人が詠まなかったといって珍しがって見苦しいことを詠むなどは、「道の口伝なきが致す所」であろうといった。これにすべて為兼の言説や『玉葉集』の歌やに対する反撥である。為世は何よりも家伝を尊重して嫡家の家格を擁護する。これは双刃の刀であって、新を求める者に対しては伝統がないから卑俗だといってたたく武器となるが、自身に対しては「代々の撰集世々の歌仙、詠み残せる風情あるべからず」という自縄自縛になってしまう。しかも為兼が、家伝なきによって見苦しいことを詠むのだと批難されたような立場を、敢て取るについては、為世の側には到底理解されない別の立場にしっかりと立っているのである。<a href="http://www.fujitasikakosigaya.jp/">越谷 歯科</a> <a href="http://sika.4x.ro/">http://sika.4x.ro/</a>