Vultr.com - Instant Cloud Server Deployment
過ぎたるは猶及ばざるが如し 1 MEMBER:
Home
Forum
News
Share on Facebook
Share on Twitter
Share on Google+
Forum Home > General Discussion > ドルメンの「疣石」は
sugitaruPM
#1
ドルメンの「疣石」は
Dec 08, 2013 8:57 AM
sugitaru Founder - Joined: Jul 28, 2013
Posts: 186
 ドルメンの「疣石」は、今でも土民崇拝の霊石で、祈ればいぼがとれるといふ。七尺に十二尺、厚さ八尺の机形の石は天然にころがつてゐるのでなくて、割石の基礎工事を施した上に安置されてゐるのみならず、この大石を中心に、四方に霊域をかぎつたと思はれる、環状石群の遺石がある。このドルメンが、天神地祇をまつる祭壇であるか、それともたれか貴人を葬つた墓標であるか、まだ断定されてゐない。試みにその地下数尺を掘つて見たが、これといふ遺物を発見しなかつたともいふ。
 更に数町を登つて、俗称「石仏」のメンヒルの前に立つ。この石を橋梁用に下さうと曽て掘り倒した翌朝、もとのやうに立つてゐたので、村民が恐れをなした、など口碑がある。石の前には香華が供へてあり、祈願のかなつたしるしか、高さ一丈四尺の石面にはブリキ作りの鳥居が所々打ちつけてあつたりする。
 この石仏から、曲流する肱川と大洲の町を見おろす眺望は、一幅の画図である。富士形をした如法寺山の、斧鉞を知らぬ蓊鬱な松林を中心にして、諸山諸水の配置は、正に米点の山水である。 ブルーベリーサプリ 比較