Vultr.com - Instant Cloud Server Deployment
過ぎたるは猶及ばざるが如し 1 MEMBER:
Home
Forum
News
Share on Facebook
Share on Twitter
Share on Google+
Forum Home > General Discussion > 余のはじめ本書を見るや
sugitaruPM
#1
余のはじめ本書を見るや
Jun 19, 2014 9:11 AM
sugitaru Founder - Joined: Jul 28, 2013
Posts: 186
 余のはじめ本書を見るや、往々にして余がいまだ世間に公表せざる学説、すなわち教場における講義、同人の会合における座談等において、少数識者間にのみ限りて発表せる所説と符合するものあるに驚きたり。もしこれ偶然の暗合ならんには、余はここにこの新進の同論者を得たるを喜ぶといえども、不幸にしてその説が直接、間接に余の学説と関係を有するものならんには、学界のために、はた本書のために、ことにこの新進の本著者のために、遺憾はなはだ多しとなす。およそ学者が少数識者間にのみ発表したる学説が、文書をもって公刊したるものとはすこぶるその性質を異にするくらいのことは、何人も心得べきところにして、これを口より耳に伝うる場合には、時にあるいは言い誤り、聞き誤りのことなしとも限らざるものなれば、これを引用せんとする場合においては、まず本人に質してその誤りなきを明かにし、さらにこれを発表するの可否については本人の承諾を経ざるべからず。いわんやその説者の名を隠して、自己の学説のごとく装うがごときにおいてをや。こはあえて本書について言うにあらず、本著者が故意にこれを為したりとするにあらねど、その論ずるところ往々にして本編に触るるあり、他日余が発表せんとするところと符合するものまた少きにあらざるがゆえに、筆のついでに附記するのみ。
日本カイロプラクティックドクター専門学院